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変形性膝関節症

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はじめに

皆さん、こんにちは。膝の痛みに悩んでいる方、たくさんいらっしゃると思います。

今回は変形性膝関節症の治療法について、標準治療から再生医療まで幅広く解説します。

特に今話題のPRP療法脂肪幹細胞治療といった最先端の再生医療についても解説します。

変形性膝関節症の治療法

膝の治療は、膝のクッションである軟骨のすり減り具合で、進行度に応じて大きく3つに分かれます。

保存療法(手術をせずに治す方法)

手術療法(症状が進行した場合に行う治療)

再生医療(最新の治療法で、自己治癒力を活かす)

基本的には、まず保存療法を試し、それでも改善しない場合に手術療法が検討されます。

ただ、「手術は避けたい」「新しい治療法を試したい」という方には、最新の再生医療(PRP療法や脂肪幹細胞治療)という選択肢があります。

まずは手術を避けるために!保存療法とは?

手術をせずに膝の痛みを和らげる方法として、以下のような治療が行われます。

🧘‍♂️ 運動療法:膝の可動域を広げるストレッチや、筋力トレーニングが重要です。特に、太ももの前側の筋肉を鍛えると膝への負担が軽減されます。

👟 装具療法(インソールやサポーター):O脚の方は、膝の内側に負担がかかりやすくなります。そのため、外側が高くなったインソールを使うことで、膝への負担を軽減できます。また、膝の上下を締め付けるサポーターを使用することで、膝の安定性が高まり痛みを軽減する可能性がございます。

💊 薬物療法:痛み止めや湿布、ヒアルロン酸・ステロイドの注射で膝の痛みを和らげる方法もあります。病院では、ヒアルロン酸の注射を週一回で5回ぐらい膝に注射することが多いです。痛みが強い場合は、膝にステロイド注射で痛みを取ることがあります。ただし、ステロイド注射は頻繁に使うと軟骨や靭帯を傷める可能性があるため、数回に留めておいたほうが無難です。

それでも痛みが取れない場合、手術という選択肢

保存療法で効果が得られなかった場合は、手術療法が検討されます。

🔹 関節鏡手術(初期向け)膝に小さな穴を開け、炎症を起こした組織や傷んだ半月板を取り除く手術です。

🔹 脛骨骨切り術(HTO)O脚になった膝の骨を骨切りして矯正し、負担を減らす手術です。スポーツを続けたい方にはメリットの大きい手術です。

🔹 人工関節置換術(末期向け)軟骨や骨の表面を削り、金属とポリエチレンの人工関節に置き換えます。膝の曲がりが悪くなることもございますが、膝の痛みが改善し歩行しやすくなり日常生活の動作が楽になることが期待できます。ただ体の侵襲が高く入院も1ヶ月程度になります。

手術を避けたいあなたに、新しい選択肢「再生医療」

最近、変形性膝関節症の初期~中期の患者さんに注目されているのが、「PRP療法」「脂肪幹細胞治療」です。

💡 PRP療法とは?

 自分の血液から血小板を抽出し、その成長因子を利用して関節の修復や炎症を抑える治療です。自己修復能力を高めることで、膝の痛みを軽減できます。

💡 脂肪幹細胞治療とは?

 自分自身の脂肪から幹細胞を取り出し、それを膝に移植注入することで、傷んだ軟骨を再生し、関節の修復を促す治療法です。PRP療法よりも再生力が高く、長期間の効果が期待できます

PRP療法のメリットとデメリット

🌟 メリット

 低リスク:自分の血液を使うため、感染やアレルギーのリスクが少ない。

 ✔ 日帰り治療が可能:入院の必要がなく、短時間で施術が完了。

 ✔ 自己修復能力を促進:血小板の成長因子により、自然な回復が期待できる。

デメリット

  効果には個人差あり:すぐに効果を実感できる人もいれば、時間がかかる人も。

  一時的な炎症:治療後、数日~1週間ほど痛みや腫れが出る場合がある。

  治療が受けられる施設が限られる:厚生労働省の認可を受けた施設でのみ提供可能。

脂肪幹細胞治療のメリットとデメリット

🌟 メリット

 軟骨の再生が期待できる:PRP療法よりも再生能力が高く、関節の修復が進む可能性がある。

 ✔ 効果の持続が長い:PRP療法は一時的な効果が主ですが、脂肪幹細胞治療は長期間効果が続くことが期待される。

 ✔ 自己組織を使うため拒絶反応が少ない:自分の脂肪由来の細胞を使用するため、拒絶反応やアレルギーのリスクが低い。

デメリット

  費用が高い:PRP療法よりも高度な技術が必要で、自由診療のため費用が高額になることが多い。

  治療施設が限られている:最先端の治療法のため、提供している医療機関が少ない。

  効果の個人差が大きい:患者さんの状態によって、期待通りの軟骨再生が見られない場合もある。

  採取の手間がある:脂肪を採取する必要があるため、PRP療法よりもやや負担がかかる。

当院の強み

当院では、最新の再生医療を取り入れ、豊富な実績を持つ専門医が治療を行っています。

院長亀田和利は、タイ・アメリカ・オーストラリアに足を運び人工膝関節置換術を学び、最先端の技術を習得。

再生医療の実績200件以上、膝関節の治療実績4万件、人工膝関節手術700件の執刀実績あり。

副亀会として、3万件以上の膝の運動器リハビリテーション実績を誇ります。

医療法人社団 福亀会グループには理学療法士が12名在籍し、充実したリハビリ体制を完備。

 

 当院は、東京大学整形外科とCPC株式会社が共同研究によって培った培養方法を用い、「TOPs細胞」と名付けられた脂肪由来幹細胞を提供。

患者さんに提供しやすくするため、信頼できる幹細胞治療を、道内で最安値の脂肪幹細胞治療を提供しております。

 また、特殊な生検針(TOPs式生検針)を使用しています。そのため腹部をメスで数ミリ切るだけで採取量も約0.2ccと少量で、傷の縫合も不要ですので、安心して治療を受けていただけます。

 

まとめ

今回は、膝の治療法の選択肢について詳しくお話ししました。

特にPRP療法や脂肪幹細胞治療は、手術を避けたい方や、新しい治療法を試したい方にとって大きな可能性を秘めています。

「私の膝の状態ではどんな治療がベスト?」「PRP療法や脂肪幹細胞治療って私に合ってる?」

そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ当院の無料相談室をご活用ください。

詳しくは、当院のホームページをご覧ください。

院長からの一言

私は変形性膝関節症を得意としており、人工関節の手術は1,000例を超えています。

また、現在「手術しない膝治療」である再生医療にも力をいれており、患者さまの症状や希望に合わせた治療が可能です。

膝の痛みでお悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。

 

 

切らない膝治療とは

無料ひざカウンセリング
※保険治療ご希望の方は通常の診察予約をご利用ください

 

author

医学博士亀田 和利

平成12年札幌医科大学卒業後、道内外での病院や海外で臨床・手術の経験を積み、平成28年福住整形外科クリニックを開院。膝関節の治療(PRR療法、再生医療、人工膝関節)を専門としている

[所属]
日本整形外科学会整形外科 専門医、医療経営大学 准教授、人工関節学会、人工関節若手の会、日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医

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