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骨粗鬆症

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セルフチェック

  • 背中が曲がってきた
  • 身長が以前よりも2cm以上縮んだ
  • 洗濯物を高いところに干せなくなった
  • 高い棚に手が届かなくなった
  • 背中や腰に痛みがある
  • 歩きにくい
  • 転びやすい
  • 家族に骨粗鬆症の方がいる
  • 運動や外出する機会が減った
  • 閉経を迎えた(女性のみ)

はじめに

骨粗鬆症は、骨の密度と強度が減少し、骨折しやすくなる病状です。主に高齢者に見られますが、生活習慣や遺伝的要因によって、若年層でも発症することがあります。適切な予防策と治療法により、骨粗鬆症の進行を遅らせ、骨の健康を維持することが可能です。

はじめに

骨粗鬆症の原因

加齢: 自然な老化プロセスにより骨密度が減少します。

ホルモンの変化: 更年期以降の女性で見られるエストロゲンの減少が影響します。

カルシウムやビタミンDの不足: 骨の健康を維持するための栄養素が不足すると、骨粗鬆症のリスクが高まります。

運動不足: 定期的な運動が骨密度の維持に必要です。

骨粗鬆症の症状

骨粗鬆症自体に特有の症状はなく、多くの場合、骨折が初めての兆候となります。特に、腰椎や股関節、手首の骨折が一般的です。

骨粗鬆症の治療法(対策)

カルシウムとビタミンDの摂取: 骨の健康をサポートするために、これらの栄養素の豊富な食品を摂取するか、サプリメントを利用します。

運動: 特に重量を支える運動が骨密度の維持に役立ちます。

薬物療法: 骨密度を高める薬や、骨の吸収を遅らせる薬が処方されることがあります。

生活習慣の改善: 喫煙の中止や適度なアルコールの摂取など、骨の健康に良い生活習慣を心がけます。

まとめ

骨粗鬆症は適切な予防策と治療によって管理可能な状態です。骨の健康に関する懸念や、具体的な治療法について相談したい場合は、専門の医療機関である札幌中央整形外科クリニック(当院)にご相談ください。当院では、一人ひとりの患者様の状態に合わせた治療計画を提案し、あなたの健康と快適な生活をサポートします。

院長からの一言

現在1200万人の方が骨粗鬆症であるといわれていますが、治療を受けたことがある方が200万人程度であり、治療を継続しているかたも10人に5人程度となっております。昔は、骨粗鬆症は、老化だから仕方がないと思われてきました。

しかし、いろいろな治療法が新しく出現し、適切な治療をすれば骨の量は増加します。早期の診断が必要な椎体や大腿骨近位部での骨密度を正確に計測するために全身測定型の骨密度測定装置を用意しております。

骨粗鬆症を早期に診断し、将来にわたり丈夫な骨を作るために患者様と相談し治療を行いたいと思います。早めにから根気よく骨密度対策を続けていきましょう。

author

医学博士亀田 和利

平成12年札幌医科大学卒業後、道内外での病院や海外で臨床・手術の経験を積み、平成28年福住整形外科クリニックを開院。膝関節の治療(PRR療法、再生医療、人工膝関節)を専門としている

[所属]
日本整形外科学会整形外科 専門医、医療経営大学 准教授、人工関節学会、人工関節若手の会、日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医

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