膝の再生医療「PRP-FD療法(PFC-FD2.0)」
PRP-FD療法(PFC-FD)とは
PFC-FDの特徴
近年ではプロゴルファーやメジャーリーガーなど多くの選手が手術をせずに痛みを取ることを目的に行うPRP(多血小板血漿)療法が注目されていますが、PFC-FDはこれを応用し成長因子を活性化した方法です。
このPFC-FDはPRPの約2倍の成長因子が含まれており、靱帯や腱だけでなく、関節の治療に高い効果が期待できるようになりました。このPRC-FDは、損傷した関節の軟骨を元通りにするものではなく、成長因子により痛んだ組織の修復を促し、膝痛を軽減することが期待でき、急速に全国に広まっております。
また、従来の再生医療では、30万円以上の大変高額な医療のため、治療に断念する方が多く見られました。しかし、このフリーズドライ化したPFC-FDの出現により、比較的お手頃な価格でPRP療法を実現できております。
その他のPRP療法(APS療法)
APSとは、自己タンパク質溶液のことであり、PRPからさらに炎症を抑えるのに有効なタンパク質を取りだしたものです。
APSは、損傷した筋肉や腱の治療ではなく、膝の痛みや腫れなどの関節炎の治療に適しております。同日に注射が可能であり、注射後の痛みは多少ございます。費用も35万円程度のようです。
※当院では、現在APSの取り扱いはございません。
PRP-FD(PFC-FD療法)の位置付け
今までの治療
これからの治療
PRP-FD(PFC-FD)療法の対象患者様
現在、膝の治療は「患部への注射」「関節内注射」「痛み止めの内服」「手術」といったものが一般的な治療ですが、PFC-FD療法は注射や薬などの効果が少なく、手術をお考えの方に対する新たな治療の選択肢となります。
こんな膝のお悩みを抱えている方を対象としています。
- ヒアルロン酸注射を続けているが痛みが続いている方
- 慢性的な痛みが続いている方
- 現在の治療法で、ひざの痛みが改善しない方
- ひざの手術に抵抗がある方
- ひざの痛みで継続して通院する時間がない方
- 半年から一年間の治療効果を期待している方
- 薬で痛みを抑えている。サプリメントが効果が無い方
- 治療の安全性とリスクを重要視している方
PFC-FD療法に期待される効果
PFC-FD療法のメリットと注意点
安全性
PFC-FDは患者様自身の血液から製造されるため、拒否反応や感染症のリスク、その他の副作用が少ない治療と言えます。個人差はありますが、稀に1週間程度腫れてしまう場合があります。
身体的負担が少ない
PFC-FDは関節注射のみの施術のため、入院などもなく、注射を受けた当日に歩いて帰ることも可能です。
自由度の高い施術
手術では病院や家族との相談や日程調整があり、思う様に話が進まないことが多いですが、PFC-FDは予約もいつもの診察予約と同じ様なタイミングで比較的簡単に日程を調整できます。
注意事項
- PFC-FD療法は公的保険が適用されない「自由診療」での治療になります。保険診療の場合治療費は一部ですが、自由診療では全額自己負担となります。
- PFC-FD療法は自由診療のため、取り扱っている医療機関によって値段は異なるため各医療機関へ直接お問い合わせいただく必要があります。PFC-FD療法は個人の血小板に含まれる成長因子の働きを活用した治療のため個人の成長因子の働きによって効果が変わります。
- 拒否反応やアレルギーリスクは非常に少ないと考えられ、現時点では深刻な副作用等は報告されていませんが、新しい治療のため新たなリスクが今後発見される可能性も考えられます。
以下に該当する方は施術を受けられません
- 血小板機能不全症候群
- 重大な血小板減少症
- 血行力学的に不安定な方
- 敗血症
- 処置部位の局所感染
- その他リスクを受け入れたくない方
- 医師の判断で不適切と考えられる方 など
PFC-FD治療受診の流れ
費用について
PFC-FDの料金(税込) | ||
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PFC-FD | PFC-FD2.0 | |
採血料 | 11,000円 | |
施術料 | 130,000円 | 150,000円 |
合計 | 141,000円 | 161,000円 |
- ※自費診療開始日に採血料と施術料をまとめてお支払いいただきます
- ※各種カードのお取り扱いもございます