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肩腱板断裂

このページでわかること

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セルフチェック

  • 腕を上げるときに力が入らない。
  • もう片方の腕を使えば、挙上できる。
  • 横に腕を上げた時90度より上がらない。
  • 肩を動かすとゴリゴリ音がする。
  • 痛い方の肩が鏡で見ると下がっている。
  • 夜寝ているときに肩が痛む。

はじめに

肩腱板断裂は、肩を構成する腱板(複数の腱の集まり)が部分的または完全に断裂する怪我です。これは、過度の使用、急激な負荷、または直接的な外傷によって発生することがあります。スポーツ選手、特に投球スポーツを行う選手や、重い物を頻繁に持ち上げる作業をする人によく見られます。肩腱板断裂は、痛み、力の低下、動きの制限といった症状を引き起こし、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。

はじめに

肩腱板断裂の原因

過度の使用: 特に肩の反復運動による過負荷。

加齢: 加齢に伴う腱の自然な摩耗や劣化。

外傷: 転倒や直接的な衝撃による怪我。

肩の不安定性: 肩関節の不安定性が腱に過度のストレスをかける。

肩腱板断裂の症状

痛み: 特に夜間や肩を動かす時に悪化することがあります。

筋力の低下: 物を持ち上げる能力の低下や、肩の力が出にくい。

動きの制限: 肩の可動域が狭まり、日常の動作が困難になる。

クリック音: 肩を動かす時に音がすることがあります。

肩腱板断裂の症状

肩腱板断裂の治療法(対策)

保存的治療: 軽度の場合は、物理療法、痛み管理のための薬物療法、活動の調整が効果的です。

運動療法:運動により肩周囲の筋肉を強化して肩の安定性を向上させます。

物理療法: 腱の治癒を促進し、肩の強度と柔軟性を向上させます。

注射療法: 炎症を軽減するためのコルチコステロイド注射。

手術治療: 断裂が重度で、保存的治療で改善が見られない場合には、腱の修復や再建を目的とした手術が検討されます。

まとめ

肩腱板断裂は、正確な診断と適切な治療計画によって効果的に管理することができます。症状が持続する場合や、詳細な治療法について相談したい場合は、専門の医療機関である札幌中央整形外科クリニック(当院)にご相談ください。当院では、一人ひとりの症状に合わせた治療計画を提案し、あなたの健康と快適な生活をサポートします。

author

医学博士亀田 和利

平成12年札幌医科大学卒業後、道内外での病院や海外で臨床・手術の経験を積み、平成28年福住整形外科クリニックを開院。膝関節の治療(PRR療法、再生医療、人工膝関節)を専門としている

[所属]
日本整形外科学会整形外科 専門医、医療経営大学 准教授、人工関節学会、人工関節若手の会、日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医

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