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手首の痛み、とくに小指側に痛みを感じる場合、「TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)」の可能性があります。
スマホの使いすぎやスポーツ、家事や育児など、日常生活の中でも手首には大きな負担がかかっており、知らず知らずのうちにTFCCにダメージが蓄積していることも少なくありません。
この記事では、整形外科の専門医が「TFCC損傷」の原因や症状、検査方法、治療法についてわかりやすく解説します。
手首の小指側の違和感や痛みでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
TFCCとは「Triangular Fibrocartilage Complex(三角線維軟骨複合体)」の略で、手首の小指側にある軟骨や靭帯の複合組織です。
手首の安定性や回旋運動を支える重要な役割を果たしています。
TFCC損傷とは、この複合体が部分的または完全に損傷する状態を指し、最近ではスマホ操作やデスクワークによる長時間の手首使用でも発症するケースが増えています。
軽い痛みだからと無理をしてしまうと、症状が長引いてしまうこともあります。
転倒して手をついた衝撃
スポーツ中の激しい動作
長時間のスマホ・パソコン操作
重い荷物を持つ家事・育児
加齢による軟骨の摩耗
関節リウマチなどの基礎疾患
次のような症状があれば、TFCC損傷の可能性があります。
小指側の手首の痛み、押すと痛みを感じる
手首を回すと痛い(ドアノブを回す動作など)
重いものを持つときの違和感
手に力が入らない
関節のクリック音や引っかかり感
整形外科での問診と触診
専門的な徒手検査(TFCCストレステスト)
画像診断(レントゲン検査やMRI検査)
TFCC損傷の治療は、症状の程度に応じて以下のように分けられます。
手首の安静(サポーターやテーピングの使用)
手首にかかる負荷を減らすために、固定具を用いて関節を安定させます。動かすことで痛みや炎症が悪化するのを防ぎます。
消炎鎮痛剤の内服や外用
炎症や痛みが強い場合、飲み薬や湿布などで炎症を抑える治療を行います。市販薬でも効果が見込めることがありますが、症状が強い場合は処方薬を使用します。
ステロイド注射
関節内や周囲に直接ステロイドを注射することで、炎症を一時的に強力に抑える治療法です。短期間で痛みを緩和したい場合に用いられます。
PRP療法
患者さまご自身の血液から抽出した血小板を高濃度に濃縮し、患部に注射する再生医療の一種です。血小板には成長因子が豊富に含まれており、損傷部位の修復を促進し、痛みや炎症の軽減が期待されます。
関節鏡を用いた部分切除または縫合
関節鏡(内視鏡)を使用することで、皮膚の切開を最小限に抑えながら、損傷したTFCC部分を切除または縫い合わせる手術です。
低侵襲で回復も比較的早く、正確な処置が可能です。
TFCC損傷は再発しやすいため、以下のような予防策が大切です。
長時間のスマホ使用は控える
マウスやキーボードの高さを調整する
手首のサポーターを活用する
重い物を持ち上げる際は姿勢に注意する
痛みが続く場合は早めに整形外科を受診する
手首の小指側に痛みを感じたら、我慢せずに早期受診を検討しましょう。
TFCC損傷は放置すると慢性化する恐れもありますが、正確な診断と適切な治療で多くの場合改善が見込めます。
整形外科専門医の診察を受け、再発予防にも努めましょう。
札幌中央整形外科クリニックでは、TFCC損傷をはじめとした手首の痛みに専門的に対応しています。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
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