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治療コラム
2026.05.22
体外衝撃波治療とは?効果・保険適用・収束型と拡散型の違いを整形外科医が解説!

体外衝撃波治療とは?効果・保険適用・収束型と拡散型の違いを整形外科医が解説!
 

「長引くかかとの裏の痛みが治らない」
「テニス肘がなかなか改善しない」

このようなお悩みを持つ方に注目されている治療のひとつが、体外衝撃波治療(ESWT)です。

近年、整形外科領域では、慢性的な痛みに対する新しい治療法として広く行われるようになってきました。

特に最近では、

  • 「体外衝撃波治療は痛い?」

  • 「デメリットは?」

  • 「収束型と拡散型の違いは?」

  • 「保険適用になる?」

と検索される方も増えています。

札幌中央整形外科クリニックでも、難治性足底腱膜炎をはじめ、慢性的な痛みに対して体外衝撃波治療を行っています。

この記事では、

  • 体外衝撃波治療とは

  • 効果が期待できる疾患

  • 収束型と拡散型の違い

  • メリット・デメリット

  • 保険適用

  • 痛みや副作用

について、整形外科医の視点から分かりやすく解説します。

 

体外衝撃波治療とは

体外衝撃波治療とは、衝撃波(圧力エネルギー)を痛みの原因部位に照射する治療です。

正式には
Extracorporeal Shock Wave Therapy(ESWT)
と呼ばれます。

もともとは尿路結石を砕く治療として使われていた技術ですが、現在では整形外科領域でも広く活用されています。

体外衝撃波治療の効果

体外衝撃波には、次のような作用があると考えられています。

  • 血流改善

  • 組織修復の促進

  • 痛みを感じる神経への作用

  • 慢性的な炎症の改善

その結果、長期間改善しなかった慢性的な痛みの改善が期待できます。

体外衝撃波治療はどんな疾患に効果が期待できる?

足底腱膜炎(足の裏・かかとの痛み)

最も代表的なのが、足底腱膜炎です。

  • 朝の一歩目が痛い

  • かかとが痛い

  • 長く歩くと痛い

このような症状が続く場合、体外衝撃波治療が有効なケースがあります。

特に、保存療法を続けても改善しない難治性足底腱膜炎では、保険適用になることがあります。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

肘の外側が痛くなる疾患です。

  • ペットボトルを持つと痛い

  • タオルを絞ると痛い

  • パソコン作業で悪化する

慢性化した場合、体外衝撃波治療が選択肢になることがあります。

肘の痛み

アキレス腱炎・アキレス腱付着部症

  • アキレス腱が痛い

  • 運動後に悪化する

  • かかとの後ろが痛い

スポーツをしている方にも多くみられる疾患です。

石灰沈着性腱板炎(肩の石灰)

肩に石灰が沈着し、強い痛みを起こす疾患です。

体外衝撃波によって石灰を砕き、症状改善が期待できる場合があります。

体外衝撃波治療の「収束型」と「拡散型」の違い

体外衝撃波治療には、大きく分けて

  • 収束型(Focused)

  • 拡散型(Radial)

の2種類があります。

収束型体外衝撃波とは

収束型は、衝撃波を深い部分の一点に集中させるタイプです。

【特徴】

  • 深部まで届きやすい

  • ピンポイントに照射できる

  • エネルギーが強い

  • 医療機関で使用されることが多い

【適応】

  • 難治性足底腱膜炎

  • 石灰沈着性腱板炎

  • 深部の慢性疼痛

特に、保険適用の足底腱膜炎治療で使用されることが多いのは収束型です。

拡散型体外衝撃波とは

拡散型は、衝撃波が広範囲に広がるタイプです。

【特徴】

  • 比較的マイルド

  • 表層の筋肉や腱に使いやすい

  • リハビリやスポーツ領域でも使用される

【適応】

  • 筋肉の硬さ

  • 慢性的な筋膜痛

  • スポーツ障害

収束型と拡散型はどちらがいい?

どちらが良いかは、痛みの原因や部位によって異なります。

収束型が向いているケース

  • 深部の炎症

  • 足底腱膜炎

  • 石灰沈着

拡散型が向いているケース

  • 筋肉の硬さ

  • 広範囲の痛み

  • スポーツケア

大切なのは、症状に合わせて適切に選択することです。

体外衝撃波治療は保険適用になる?

整形外科領域では、【難治性足底腱膜炎】に対して保険適用があります。

ただし、保険適用には条件があります。

一般的には

  • 足底腱膜炎と診断されている

  • 6か月以上の保存療法で改善しない
  • 難治性と判断された場合

など、詳しくは診察時に医師が判断します。

体外衝撃波治療は痛い?

検索でも多いのが、「体外衝撃波治療は痛いの?」という疑問です。

照射中に刺激や痛みを感じることがありますが、出力を調整しながら行います。

特に炎症が強い部位では刺激を感じやすいですが、多くの場合は我慢できる範囲で治療可能です。

体外衝撃波治療のデメリット・副作用

検索でも多い「体外衝撃波治療 デメリット」についても解説します。

一般的には安全性の高い治療ですが、

  • 赤み

  • 腫れ

  • 一時的な痛みの増加

  • 内出血

などが起こることがあります。

通常は数日程度で落ち着くことが多いです。

札幌中央整形外科クリニックでの体外衝撃波治療

札幌中央整形外科クリニックでは、収束型の体外衝撃波治療を行っています。

診察では、痛みの原因の評価を行い、体外衝撃波治療が適応になるかを判断します。

また、

  • リハビリ

  • ストレッチ指導

  • 医療用インソール

なども組み合わせながら治療を行っています。

 

↓ 

収束型体外衝撃波治療については、動画でも詳しく紹介しています。
「なぜ治らないのか?」「どんな人に向いているのか?」について、整形外科医が分かりやすく解説しています。

 

まとめ|長引く痛みは体外衝撃波治療が選択肢になることがあります

体外衝撃波治療は、慢性的な痛みに対して行われる治療法のひとつです。

特に、

  • 足底腱膜炎

  • テニス肘

  • アキレス腱炎

  • 石灰沈着性腱板炎

など、長期間改善しない痛みに対して効果が期待できる場合があります。

また、体外衝撃波には「収束型」と「拡散型」があり、症状に応じて適切に使い分けることが重要です。

保存療法を続けても改善しない痛みでお悩みの方は、札幌中央整形外科クリニックでも診察を行っていますので、お気軽にご相談ください。

author

医学博士亀田 和利

平成12年札幌医科大学卒業後、道内外での病院や海外で臨床・手術の経験を積み、平成28年福住整形外科クリニックを開院。膝関節の治療(PRR療法、再生医療、人工膝関節)を専門としている

[所属]
日本整形外科学会整形外科 専門医、医療経営大学 准教授、人工関節学会、人工関節若手の会、日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医

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